« 焼肉ぴゅあ@新橋 | メイン | 君たちに明日はない »

ウィキッド

会社のイベントで、劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を観てきました。

劇団四季 ステージガイド ミュージカル ウィキッド(WICKED)誰も知らない、もう一つのオズの物語

「オズの魔法使い」と言えば、竜巻に家を飛ばされ不思議なオズの国へやってきたドロシーが、エメラルドの都にいるオズの魔法使いに会いに行くというお話。

このミュージカルでは、ドロシーにやっつけられる西の悪い魔女と良い魔女グリンダを中心に、オリジナル物語では描かれていない部分を別の視点から描きます。

生まれつき身体が緑色のエルファバは、そのことで親やクラスメイトから差別を受けるのですが、後に知り合うフィエロという男性と恋に落ち、「別の角度から観ることが大切」というメッセージを観客に届けます。

これこそまさにこのミュージカルの肝となるメッセージとなります。

そもそもこの物語自体が「オズの魔法使い」の別視点からの解釈ですし、ステージセットにも「怖い/すごそうなものにも、実は仕掛けがある」というような解釈ができる仕掛けが施されてます(ステージ上のドラゴンを操作する黒子が見えているとかね)。


ミュージカルとしては、いかにも今風で。プロットとか演出とか、色々なヒットミュージカルをパクって(オマージュして)るそうです(「ライオンキング」とか「アイーダ」とか)。

ただ、ただのつぎはぎになっておらず、ちゃんと一つの物語として成立しているところがすごいところ。

あと、オズの魔法使いが「共通の敵を作るのだ!」とか言ったり、「悪い魔女は水に弱いのよ!」「(聴衆を指して)みんな頭が空っぽだから何でも信じちゃうんだ」とか言ったりするところに、政治的なメッセージもくみ取れて、大人向けのエッセンスも入れてあるところが芸が細かいですね。

オズの魔法使いのおっさんなんか、もろにブッシュ大統領だし。


「オズの魔法使い」という題材は、アメリカでは毎年ドラマが放送されるくらいのポピュラリティーがあるらしく、日本で言うと「忠臣蔵」とかそんなのに当てはまるらしいです。

だから、オリジナルの脚本(英語)だと、原作のセリフとか、シーンをパロディにするところがあっちこっちに出てきて、かなり楽しめるそうで。

やっぱ英語で観て理解したいですねぇ。

見に行ってみようと思われる方は、↓この映画で予習していくと、また一段と楽しめますよ。
衣装とかこの映画の舞台を元に作られてるそうです。

オズの魔法使い
オズの魔法使い
posted with amazlet on 07.11.29
ファーストトレーディング (2006/12/14)
売り上げランキング: 2687


あと、余談ですが、僕らが知っている魔女像(三角帽子にマントを羽織って、みたいな)は、この物語が元になってるんだそうですよ。