東野圭吾の新作「夜明けの街で」を読みました。
妻子を持つごく平凡なサラリーマンの主人公が、派遣社員としてやってきた女性と不倫するというストーリー。その女性にはある殺人の容疑がかけられており、不倫がばれるんじゃないかというハラハラと女性に関する事件の真相はどうなるんだというハラハラがうまくシンクロしていきます。
今回の話は、「秘密」で見せた男という生き物の悲しい性(サガ)を、より一層際だたせたような話でした。
妻に対する罪悪感に、必死で諫める友人、そして忠告されればされるほど頑なになる男。
不倫はしちゃいけないと分かっていながら、ずるずるとのめり込んでいきます。
思わずぐいぐい引き込まれ、一気読みしちゃいました。それにしても、東野圭吾の作品はリーダビリティが高いです。
本の中には、「結婚」というもの「男と女」というものについての、色々な考察がちらほら登場するのですが、読んでいて思わず吹き出してしまったのが、この一節。
それにしても妻というのは、どうして亭主が外で何を食べてきたのかを知りたがるのだろう。
僕も妻から良く聞かれます。
世間の夫達もみなそうなんだと分かって、ちょっと嬉しくなりました。
