« イチローのランニングホームラン | メイン | リップスライム「熱帯夜」 »

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

2ちゃんねるというの掲示板があることは、インターネットに触れている皆さんならご存じだと思います。

本書は、その管理人である、西村博之さんこと「ひろゆき」(以下、敬意を込めて「ひろゆき」)が、2ちゃんねるや最近のWeb2.0について語ったものを口述筆記した一冊です。

ひろゆきと言えば、2ちゃんねる絡みで色々訴えられてはいるものの、裁判所に全然出頭しないとか、賠償金払わないとか、そういう負のイメージが先行しがちですが、本書を読むと意外と控えめで、そしてやはり頭がかなり切れる人物であることが分かります。

特に、Web2.0 については、そんなものには実体がないと一蹴。そして、そのバズワードを元にお金稼ぎをしている人たちがいると言っておきながら、次の章では、そのお金儲けしている一人である「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)」の著者、佐々木 俊尚さんと対談してたりします。

この対談が面白くて、Web2.0なんてどうでも良いひろゆきと、Web2.0で食っている佐々木さんのやりとりのかみ合わないこと。

例えば↓一部を抜粋すると、こんな感じです。

西村「先生、Web2.0の定義を教えてください(笑)」

もうこの質問からして挑発的です。


佐々木「(中略)・・・ということがビジネスモデルになりつつある。それがWeb2.0の本質なんです。」

西村「なりつつあるんですか?」

佐々木「なりつつあるんですよ。」

このひろゆきの聞き返し方も嫌らしいですよね。「んなわけないんじゃない?」的なにおいがぷんぷんします。


佐々木「(中略)・・・アドセンスもそうです。」

西村「アドセンスやアドワーズを自分のホームページに置くのがWeb2.0 ?」

佐々木「それもそうだし、アドセンスをどんどん提供するのもWeb2.0 。」

西村「そうすると、自分のホームページの内容に近い広告を選んで掲載する『バリューコマース』はWeb2.0 なんですか?」

佐々木「それはWeb2.0 でしょう。」

西村「それはWeb2.0 なんですか?」

佐々木「そういう意味で考えればね。でも、バナー・・・(後略)」


この辺なんか完全に佐々木さんは分が悪いですからね。

あと、巻末の小飼弾さんとの対談もおもしろいです。


「Web2.0ってやつが気になっているけど、誰に聞いてもピンと来る答えが返ってこないんだよね・・・」という方にオススメの一冊です。


2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14)
西村 博之
扶桑社 (2007/06/29)
売り上げランキング: 43

トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?:

» バリューコマース 2ちゃんねる 送信元 バリューコマースについて
バリューコマースはASPの中でも大手の一つで、老舗でもあります。バリューコマースは、審査が他のASPと比べると厳し目ではありますが、それだけにサービスの質... [詳しくはこちら]

コメント (2)

とへ:

ニコニコ動画は、Web2.0だと強くしんじてましたが。。


結構面白く展開していってますよ。

ひろゆき的にはそういう意識はないみたいですよ。
僕はニコニコあまり使ってないんで分からないっす。