« ファミコンソフト全タイトル画面 | メイン | バナナ、そして雨 »

すしすし詐欺

高齢者の家に電話があって、出ると「すしすしすしすし!」とまくし立てられる・・・わけじゃありません。

すしすし詐欺、もとい、すし詐欺というのが最近地味に流行っているそうです。

昼食時の会社のオフィスに突如現れる寿司屋の親父。

「どうしたんですか?」と聞くと、「裏の寿司屋ですが、同じビルの別の会社にすしの出前を持ってきたのだが、息子が注文を聞き間違えて、3個で良いところに33個も持ってきてしまった。30個も余って困っている。980円のすしだが、500円で良いので買ってくれないか」という話をしてくるそうです。

でまあ、心優しきサラリーマン達は「かわいそうだから」「980円が500円はお得」と、ついつい買ってしまうわけです。

さあ、いざ食べようとすし折のふたを開けてびっくり。中には、カッパ巻きやかんぴょう巻きばかりが詰められているそうで。

「これで980円はないなぁ」「そういや裏に寿司屋なんかあったっけ?」「もしかしてだまされた?」というオチ。

この詐欺、聞けば聞くほど巧妙でして。

まず、500円と引き替えにちゃんと食べられるお寿司を渡していると言う点。「普段は980円の」というところは嘘なんでしょうけど、500円に相当するくらいの「量」のすしは渡されるわけです。

さらに、だまされた人たちも、腹がものすごく立つ訳じゃなく、「500円でいい話のネタをもらった」くらいに思えるわけですね。

職場の仲間同士で共通の失敗談になって、後から語れる思い出になるんじゃないでしょうか。

そんでもって、「なんか怪しい」と思った人が損をしちゃうというのもミソ。

「僕は結構です、マクドでも買ってきますよ」なんて言おうものなら、「人のために何かをする優しさを持っていない」とか「協調性がない」とか思われる上に、みんなが「しまった騙された!」となったとき、みんなと話題を共有できないだけでなく、「あいつだけ詐欺を避けてずるい」なんて思われかねません。

ちゃんと500円相当くらいの寿司が出てくることを考えると、まだ許せる範疇の詐欺だなぁと思えてしまうんですよね。

とはいえ、人を騙していることには違いないので、皆さん騙されないように気を付けましょう。