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フィッシュストーリー

伊坂幸太郎の新作短編集です。タイトルは、収められている4編の中の1つ。

「フィッシュストーリー」とは、英語のスラングで「ほら話」という意味があるそうです(映画「ビッグ・フィッシュ」も、「大いなるほら話」という意味が込められていました)。

とある売れないロックバンドのラストアルバムに収められた1曲が、最終的に世界を救うという、風が吹けば桶屋が儲かる的な物語です。

読書感は、すべての事象は神によって必然とされている、ということが描かれたM・ナイト・シャマラン監督の「サイン」に近い感じがしました。

伊坂幸太郎の描くキャラクターは、どこか飄々としていながらも、ちゃんと一本芯の通った意志の強い人間達が多く、好感が持てます。自分もこんな感じでいけたら良いのにと思うこともしばしば。

強い意志を持って生きるのって、思っている以上になかなか大変です。


フィッシュストーリー
伊坂 幸太郎
新潮社 (2007/01/30)
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