中学からの友人が出演しているチェルフィッチュの「エンジョイ」を観てきました。
場所は新国立劇場の小劇場です。
さすが「国立」だけあり、彼がいつも芝居をうっている小劇場とは違っていて、劇場の天井は高いし、座席もゆったりしているし、静かだし、客層も若者と年配の方が半々くらいだし、受付は制服を着た劇場の職員がやっているし、それでいて、「小劇場」独特の空気を壊さない何かがありました。
舞台の内容は、最近よく聞く「ワーキングプア」「フリーター」問題を、新宿のとある漫喫で働く30代のバイト3人と、そこで働くその他の「若い」バイトの子達との関係から切り取った、社会派な内容。チェルフィッチュの舞台は「目的地」という舞台も観たことがあって、そのときは「少子化問題」を取り上げていたと思います。
ちょうど今「ワーキングプア」の本を読んでいたこともあって、興味深く舞台を観ることができました。
それにしても、作演出の岡田さん、30歳になってもバイトでつないでいる青年達を、普段そういう風にして生計を立てているであろう若手の役者達に演じさせるというのは、それはそれなりの効果を狙ってのことだったのでしょうか。なんかそういう、芝居と芝居でないところの境目辺りを楽しむのが、チェルフィッチュの楽しみ方なんじゃないか、と勝手に納得。
そうそう、実は今回、妻も一緒に観に行けたんですよ。というのも、新国立劇場には託児ルームがあって、大劇場でオペラとかの公演があるときは、小劇場や中劇場の公演でもその託児ルームが利用できるらしいのです。2時間で2000円。託児ルームは、綺麗でおもちゃがいっぱいあって、面倒をみてくれる人たちも優しい方々でした。ほんのひとときですが、僕も妻も育児のことを忘れることが出来て、だいぶリフレッシュすることができました。また機会があれば利用したいと思います。
