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そして殺人者は野に放たれる

小飼弾のブログのエントリ「404 Blog Not Found:そして殺人者は野に放たれる」で紹介されていた「そして殺人者は野に放たれる」を読みました。

この本を読むと、日本が法治国家ではなく、放置国家であることがよく分かります。

大量殺人を犯しておきながら、異常すぎて犯行の際の心境が不明という理由で、刑を軽くされたり無罪にされたりする犯人たち。

日本が被害者にとって厳しい国だと言うことは、何かの本を読んで知っていましたが、逆に犯罪者にとってここまで大甘だとは思いませんでした。

以前、「39-刑法第三十九条-」という映画を観たことがあります。

殺人を犯しながらも犯行中の記憶がないと訴える犯人が、裁判中に異常な行動を見せたことで、犯行中の心神喪失が疑われ、精神鑑定にかけられるという映画でした。

堤真一演じる犯人と、鈴木京香演じる精神鑑定人の演技が光る面白い映画でしたが、この本を読んでからだとまた見方が違ってくるかもしれません。

そもそも、犯行中に「心神喪失」状態であったら、罪を償わなくて良いのか。

守るべき家族や恋人がいる人たちは、この本を読んで、明日降りかかるかも知れない災いへ心構えをしておくべきかもしれません。


そして殺人者は野に放たれる
日垣 隆
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コメント (2)

halu:

こうみえておいら、
法学部の院卒だったりします。

はっきりいって、日本の刑法は、加害者を保護しすぎ。

最近ようやく被害者保護が叫ばれてきたけど、
それでも加害者保護に比べれば、弱い弱い。

ちょっと前、
TV東京で怨み屋本舗っていうドラマがやっていたのですが、
その中のある日の放送で、
怨みのある相手を殺害する為に、
自分の手に釘を刺し、病院にいき、
というのを何年も繰り返したあげく、
病院から精神病と診断され、
「殺人の免罪符を手に入れた」
といっているシーンがありました。
(勿論その後は狂気の殺害シーンへ。)

これ、
リアルでもまさしく免罪符になっちゃうんですよね。。。

加害者の保護なんていらないと思うんだけどなぁ~
(さすがにそれは言いすぎだけど。。。)

そうなんだよなぁ。
そのテレビドラマほどのことをしなくても、犯罪を犯して、ちょっと気が狂った行動をするだけで免罪符が得られていたとか。
(最近はちょっとは改善されているとかいないとか)

最近の事件でも、被害者の写真はばんばん出すくせに、加害者はモザイクかかってたりして。
なんだか複雑な心境だね。