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プール死亡事故

小2死亡プール実況見分 ふた10分前に外れていた

流水プールの排水溝に女の子が吸い込まれて死亡してしまうという痛ましい事故が発生してしまいました。

テレビでは、レポータがプールに入ってみたり、排水溝にタオルを近づけてみたりして、如何に排水溝が危険かを映像で伝えようとしていますが、ぱっとしないんですよね。子供の頃流水プールで遊んだ人は分かると思うんですが、あれって見た目以上に吸い込まれる力が大きいんですよね。だから、子供達が喜んでその排水溝付近で遊んじゃう。危険が潜んでいる場所は、スリリングな分、子供達が集まりやすいってことを、こういう監視をする人たちはよく分かっているはずなんですけどね。

レポータ達がしきりに、「マニュアルはあったんですか?」としきりに聞いているのも気になります。マニュアルがあれば、本当にこんな事故は防げたのか。

「流水プールの排水溝が外れた場合はこうしましょう」というレベルまで書かれているようなマニュアルは、おそらくものすごい厚さになりますよ。そういうマニュアルが存在することが果たしてこういう事故の防止に繋がるのかは、疑問に思います。マニュアルの内容をすべて覚えているわけがないし、事故が発生してからマニュアルをめくっていたのでは、時間がかかってしょうがないし。

要は、監視員が「このままだと排水溝に子供が吸い込まれる可能性がある」ことを感知して、自分がプールに飛び込んで金網の代わりになれば、事故は防げたわけです。監視員といえど一バイト、という声が聞こえてきますが、ここがもしディズニーだったら、あそこでバイトしている人はやりますよ、そういうこと。マニュアルとかルールとか、そういうことを超えて、自分が果たすべき役割(ここでは、プール利用者の安全確保でしょうか)のために、自分で考えて、自分で行動します。

それは徹底した社員教育やアルバイト教育に支えられています。当然、コストも時間もかかります。逆に言うと、費用が安い管理会社は、ここ(人件費、教育費)を削っているわけです。経費削減が求められる中、なるべく安いところを利用しなければならないというプレッシャーがあるのも分かりますが、本当に求められているのは何か、というのをしっかり考えなければいけないですよね。

そこかしこで、こういう責任のない仕事が行われているかと思うと、正直怖くなります。