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沈まぬ太陽 アフリカ編、御巣鷹山編

「白い巨塔」の山崎豊子が描く、JALをモデルにした現代大河ドラマ。

全五巻を読み終えてから感想を、と思っていたのですが、とりあえず御巣鷹山編を読み終えたところで自分の気持ちを落ち着かせる意味で書いてます。

アフリカ編では、主人公の恩地が労働組合の委員長となり、航空会社職員の劣悪な労働条件を改善したことで会社から目を付けられ、異例の「海外11年勤務」を強いられる姿が描かれます。

海外に11年、しかもカラチやテヘラン、そしてアフリカと、いわゆる「僻地」というところに追いやられ、次第に憔悴しきっていく恩地の姿は痛ましく、閉鎖的な会社の怖さや冷徹さに身震いしてしまいました。

そんな中でも、恩地の復帰を信じ、そして結果的に恩地が日本に帰るきっかけを与えることになる仲間の姿にも胸が熱くなりました。

御巣鷹山編では、タイトルの通り、御巣鷹山の墜落事故について描かれています。

この描写については、すでに横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」という小説で知っていたのですが、改めて事故現場の凄惨さを想像し、愕然としました。

特に、遺体を引き取りに来た遺族のエピソードで、虫の死骸も見られない妻が必死の思いでバラバラの遺体を見て回り、指の爪の形から夫の手を探し当てるというくだりは、読んでいて涙がこぼれ落ちました。

この本を読んでいると、去年相次いだJALの不祥事や内紛がオーバーラップし、「また同じことを繰り返すのでは」と心配になってきました。

利益のみを追求し、安全を省みない企業・従業員にはなりたくない。強くそう思った次第です。

コメント (3)

沢田:

どうも。
ホリエモン氏が拘留中に
「沈まぬ太陽」読んで感動した、
という新聞記事を読みました。

興味を引かれて本屋で探したのですが、
置いてないんです。
人気が出てきているのかも知れませんね。

読み進めたら感想を教えてください。

僕もその話聞きましたよー。
本屋に置いてないんですね。図書館には結構置いてあるみたいなんで、そちらで探してみては?
続きを早く読みたいんですが、どうやら先輩が4巻だけなくしちゃったみたいなんで、今週末図書館で借りてくる予定です。

いよいよ映画化ですね。
楽しみです