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映画「ダ・ヴィンチ・コード」in福岡

会社の同期の結婚式に出席するため、福岡に行って来ました。

宿泊したホテルの隣に商業複合施設「キャナル・シティ」があって、映画館までくっついていたので、結婚式2次会の後、一人で「ダ・ヴィンチ・コード」観てきました。

原作が大ヒットしていて、監督がロン・ハワード、主役がトム・ハンクスとかなり注目されていた作品ですが、正直いまいちでした。

映画を観る前から若干不安だったのですが、やはりあの原作は映画向きではなかったようです。ダ・ヴィンチが「モナリザ」や「最後の晩餐」に書き記したキリスト教にまつわる秘密が暴かれていく、というのがこの物語を支える面白さの柱の一本なんですが、2時間半の映画にするために、肝心なこの部分がだいぶ削られています。原作ではかなり苦心して解いていた暗号も、時間の制約からか、映画ではさらさら解いちゃって、「え? そんなに簡単にいっちゃうの?」って感じ。

原作を読んでいる僕は、映像を観て、「こういう風に演出したかー」と楽しむことができるのですが、読んでいない人はおそらく字幕を追うのに必死で、映像を楽しむ余裕なんてなかったんじゃないでしょうか。

しかも、ただでさえ削り落とされている情報が、「字幕化」されることにより、さらに削り落とされてますから、映画単体で観たところで一般的な日本人はさっぱり意味が分からないんじゃないかと思います(教養があるかたは別かもしれません)。

現に、見終わった後エレベータの中で「さっぱり分からなかったばい」なんて言い合っているカップルがぞろぞろ。

「ダ・ヴィンチ・コード」って流行っているみたいだし、原作読むの面倒だから映画観に行こうかなと考えている人には、まず原作を読んでから観に行くことをおすすめいたします。

「モナリザの謎」(2006/4/28)

コメント (5)

maririn:

お、さっそく観たんですね!!
やっぱりかなり省略されてるのかー。
あの内容を短い時間で伝えるのは難しそうですもんね。
Chrisさんに本借りといてよかったー。ありがとうです☆

こ:

私の経験ではTV-CMの多い作品は面白くない、という、決まりがあるのですが、やはりそうですか。原作を読んでから映画のほうがよいのは、他の作品でもそうですね。ジュラシックパークやライジング・サンも同様で、原作で自分の感性で映像が浮かんでいて、それを映画の監督がどのように料理するかが面白いわけで。
そういえば、先ほどのニュースでホリエモンが留置所暮らしのときに「日はまた昇る」を読んで感動し、出所してから初めての外出で、御巣鷹の尾根を登った、と伝えていました。貸しますから読んでください。

>maririn
観てきたよー。
「暗号が解けそうで解けない」もどかしさの部分がばっさり切られていて、なんともあっさりしたものでした。
原作読んでいる人は、まあ楽しめると思います。映画自体の出来映えは酷いものではないので。

>こさん
原作との関係だと、「長編を映画化するとつまらなくて、短編を映画化すると面白い」という経験則があります。
前者の例はそこかしこにありますが、後者の例だと「ショーシャンクの空に」とか「ミリオン・ダラー・ベイビー」とかですね。
「日はまた昇る」貸してください。読み終わったら旅に出たりして。

fuyo:

そっかー。ちょっと楽しみにしてたけど。原作はあんなに長いのに、2時間半にはおさまらないよねぇ。
ミステリーの映画化は、原作のいい部分が削られて面白くなくなるのかもね。

>fuyoさん
そうなのよねー。
映画と本だと、同じミステリーでも面白くできる部分がちがうからねぇ。原作の「暗号が解けそうで解けない」もどかしさがすっぱりなくなっていたのは残念でした。