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国家の品格

会社の先輩から借りて読みました。売れてるみたいですね。

ちょっとそれは言い過ぎだろうと思う部分も多々ありますが、論理性ばかりを追うのではなく情緒を分かる心を育てるのが大事だという大筋の論には賛成です。

「一番困るのは、情緒に欠けて、論理的思考能力はばっちり、というタイプの人です」というのも納得。仕事をしている上で、「この人の言っていることは分かるんだけど、なんか釈然としないなぁ」と感じるときは、これが原因のようです。

あと、「真の国際的な人間を作るには、まず国語から」という論旨もなるほどなぁと思いました。小学生から英語が喋れたって、喋るべき内容がなければ、国際人として尊敬されることはないそうです。同じことがパソコン教育にも言えますね。

小学生のうちからコンピュータに触れさせたからと言って、パソコンで実現できる様々なこと(文章を書いたり、映像作品を作ったり、音楽作品を作ったり)のためには、まず自分の中に情緒を感じる心と、それを表現するための知識を貯め込まないといけないのです。

僕は早いうちからパソコンを触らせるのは良いことだと思っていたのですが、うまく誘導してやらないと、ただただインターネットやゲームに興じるだけの人に育ってしまうのですね。息子の教育に役立てなければ。

もう1点、おもしろかったのは、バカの壁の養老孟司さん同様、この本の作者藤原正彦さんも、日本には「エリート」が必要だと説いているところです。「平均化」「格差なし」を訴えて、平等な社会をアピールしている今の日本のままでは、どうやら未来はなさそうです。

両方とも大ヒットしている本なので、未読の方は読み比べてみてもおもしろいですよ。