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働きながら育児をすることについて―――その3

「なぜ、男性も育児休業を取得できるように」求められているのか。それは、働きに出ている男性が仕事に追われて、家庭を顧みる時間も余裕もなくなるからです。

ということは、逆に仕事に追われている男性が育児休業を取得して数ヶ月から1年育児をしたところで、職場に復帰したらまた残業・休日出勤の毎日が待っているということです。育児の大変さを経験できるだけでも多少の価値はあるのかもしれませんが、この「働きすぎる」「働かされすぎる」日本の会社の体質を何とかしないと、出生率はどんどん下がっていくのではないでしょうか。

高度経済成長期、明日の日本を作るため、(主に)男性は馬車馬のように働きました。その結果、家庭のことは奥さんに任せっぱなし。逆に言うと、妻の助けがあってこそ、遮二無二にがんばれたわけです。さらには、近所のおじちゃんおばちゃんの助け合いや、祖父母の援助があって、みんなで頑張って来れた。

ところが、最近は地方から出てきて、周りは他人だらけのマンション暮らし。子供が産まれたは良いけれど、なかなか頼れる人が周りにいない、そんな夫婦が増えているそうです。僕の家庭もこれと同じで、周りに頼れる人はいません。

だからこそ、身近な存在である職場の人たちには支えてもらいたいなぁと思ってしまいます。家の近所の付き合いは減ったかもしれませんが、職場の付き合いはあるわけです。

それは「子供がいるから特別扱いを認めてください」ということです。身内に重い病気の人がいたり、或いは自分自身の体調が悪い場合は、割とすんなりと特別扱いが認められるのに、何故子供ではだめなのか。

子供がいない皆さん、子育てって想像以上に大変ですよ。カワイイ子供と一緒に遊べて良いね、と良く言われますが、そんなのは育児の中のほんの一コマです。訳の分からないことで延々と泣かれたり、2~3時間おきにご飯をあげたり、おむつの面倒をみてあげたり。下手すると仕事以上に骨が折れます。

実際に子供がいないと、こういうことを想像するのは難しいですが、少なくとも育児休業が「子供と楽しい時間を過ごすため」にあるのではなく、「子供の面倒を見ることの大変さを実感するため」にあるということを分かって欲しいなぁと思うのです。

(終わり)

コメント (4)

Rash:

読みました。
君の主張はわかった。
わかったというのは、子供どころか、
結婚もしてない俺がいうのは、あまりに軽い気がするけど。
伝えたいことはわかったと思う。

俺は色弱だけど、この景色が俺の目にどう見えてるかは、
まわりにわかってくれといっても伝わらないのと、
ちょっと似てる気がする。
それくらい、1人称と3人称では違いがあることかもね。

で、君はどうするんだ?気になるのはそこ。
こないだも話したけど、そもそも俺とは物事に対する、
アプローチの仕方が全く違うと感じてる。
だからこそ、今後のChrisが気になってます。

>Rash
確かに育児のことに関しては、実際に自分で経験しないと分からないことかもね。
今回は書ききらなかったけど、そもそも「なんでこんなに日本人って忙しいの?」って問題は解決していかないといけないんじゃないかな。残業、土日出勤は「独身だからOK」という問題でもないわけだし。
> で、君はどうするんだ?気になるのはそこ。
別にどうもしないよ。
このエントリは、半分、育児休業取得しようとしたときの自分の気持ちを残しておくために書いたようなものだし。
とりあえずは、保育園へ連れて行くために朝の10時出社をお願いしてみて、仕事は自分でコントロールして頑張って定時に近い時間帯で帰るようにするつもりではあります。

savina:

とっても興味深い内容でしたわ。
「経産省の山田課長補佐、ただいま育休中」は読んだことある?おすすめです。

>savinaさん
面白そうな本ですねー。
Amazonのウィッシュリストに入れたんで、そのうち読んでみますね。