あさのあつこ著「The MANZAI」を読みました。
とある事情で田舎に引っ越した中学生が、同級生の人気者から「漫才やらないか」ともちかけられ、学園祭で漫才を発表することになるというお話。
僕も高校生3年生のときに学園祭でコントをやったのですが、そのときのことを思い出して胸が熱くなりました。作中で、漫才をしているときに先生のものまねとかを入れたりするのですが、これもまんま経験あり。学生が考える事って誰でも同じなんですね。
本の中で、一番胸にぐっときたのはこのくだり。
ぼくたちの漫才が漫才と言えるほどのものでなく、稚拙なかけあいであることは、あとで、わかった。高原がビデオをとっておいてくれたのだ。それを見て、ぼくは、真っ赤になって俯いた。秋本は精進がたりませんなんて、ため息をついた。でも、みんなが笑ったのは事実だ。僕の体の熱いリズムが、それに応えて高くうねったのも、事実だ。
そうそう。そういうものなんですよ。やっていることはすごく幼稚だったり、完成されていなかったりするんですよ。でもね、それを受け入れてもらえるかどうかは、その情熱が観客に伝わるかどうか、伝えられるかどうかだと思うんですよ。
初心忘るべからず。精進せねば。