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2006年冬ドラマ―――その2

昨日に引き続きドラマのレビューです。


「白夜行」

今クールで一番見たかったドラマです。僕の大好きな東野圭吾が原作。ただ、1点不安な点がありました。

この「白夜行」という物語。小説版では、主人公2人の心情がまったく描かれることがないまま、登場人物達の視点によって描かれていて、けれども、それで逆に読者が主人公2人の関係や心情を想像することを喚起させられるという骨格になっているのです。つまり、想像する楽しみがあったのです。

ところが、ドラマ版では、「主人公2人の内面に踏み込みます」とか「2人の深い愛情を描きます」とか、そもそもの小説の主旨とは全く異なることを言い出しているわけです。

あー、こりゃドラマ化されて失敗するパターンかなと思ったのです。実際ドラマが始まって15分くらいはそんな感じだったのですが、その後かなり持ち直しました。

主人公2人を追う刑事役が武田鉄也なのですが、これがかなり良い味出しているんです。金八とは違うちょっとダークな面をのぞかせる関西弁の刑事。

正直なところ「原作を忠実にドラマ化」というわけではないので、原作の設定をかりた別の物語として見て楽しむことにします。原作との違いを思い出しながら「そういう風に変更してきたかー」と味わいの一つのネタにしようかと。


「喰いタン」

このドラマ、隔週刊誌「イブニング」に連載されている漫画が原作。原作者は「ミスター味っ子」を書いたあの人です。

正直期待していなかったドラマで、単に主題歌がB'zなんで、第一回目だけ見てみようかと思ってたんですが、主演の東山がかなりの好演。立ち振る舞いがきびきびしていて美しく、ある意味漫画的なんですよね。

物語は、殺人事件が起きて、現場に探偵である高野(東山)が出向いて、その場にあるものを食べて事件が解決する、という非常に単純な、というか現実にはあり得ない展開。ちなみにタイトルの「喰いタン」とは「食いしん坊な探偵」「喰いまくる探偵」の略称だそうです。

日本テレビ系のドラマって好きじゃなかったのですが、これはなかなか面白そうです。時間があるときは見てみようかと思います。


それにしても、最近は原作付きのドラマが本当に多いですね。悪いとは言いませんが、なんだか寂しい気もします。

コメント (4)

とへ:

配役の妙。かと。

あの時間帯、あの役者を使うのがミソなんですよ。

役者にあう話を探すから、原作付きのものでなくてはならない。

と、俺は思いました。

うーん。配役の妙ですか。確かに確かに。
ただ、役者に合う話を探すのなら、原作付きでなく一から作った方が良いと思いますけどね・・・。

とへ:

いま、人気のある or 人気を「出す」必要のある役者を使いたいので、1から作っている時間がない。ってことかと。

ま、ご存知のどおり、俺は全く業界の人ではないのだが。

確かに。
あと、毎クールやってくる「枠」を埋めるためには、仕方がないのかもしれませんね。